テーブル内の行数を数えるのに一番簡単なのは、
select count(*) from 'テーブル名';
と実行することだが、これだと最悪そのテーブルを総なめすることになる。
こういう時はinformation schemaから情報を引く。information_schema.tablesテーブルのtable_rowsカラムが行数。
mysql> select table\_schema, table\_name, table\_rows from information\_schema.tables
-> where table_schema = 'hoge';
+-------+-------------+----+
| table\_schema | table\_name | table_rows |
+-------+-------------+----+
| hoge | wp\_FollowMe\_Links | 2 |
| hoge | wp_commentmeta | 180 |
| hoge | wp_comments | 60 |
| hoge | wp_ktaisession | 0 |
| hoge | wp_links | 7 |
| hoge | wp_options | 236 |
| hoge | wp_postmeta | 509 |
| hoge | wp_posts | 323 |
| hoge | wp\_term\_relationships | 39 |
| hoge | wp\_term\_taxonomy | 9 |
| hoge | wp_terms | 9 |
| hoge | wp_usermeta | 31 |
| hoge | wp_users | 2 |
+-------+-------------+----+
showを使っても行数を引くことができるが、showの性質上表示させるカラムなどを細かく指定できず使いづらいこともあるので、information_schemaを引く方が好き。
なおこれらのコマンドで引ける行数は、MyISAMなどのストレージエンジンでは正確な値だが、InnoDBの場合は概算値となる。なので、InnoDBの場合はselect count(*)するしかない。
少し前に自宅で色々と検証したりするために、HP ML110 G6を買い、Ubuntu Server 11.04をインストールした。自宅は通信費節約のため、固定回線を引かず、外出時もそのまま使えるようにUQ WiMAXの回線を契約し、Aterm WM3500Rという無線LANルータを使っている。このため、ML110を無線LAN接続する必要がある。
近くのビックカメラで、安くて小さいUSB無線LANアダプタとしてプラネックスのGW-USNano2-Mを買ってきて、無線LANルータ経由でインターネットに接続するまでのメモ。
Ubuntu DesktopならGUIツールであれこれできるが、Serverなので全部CLIで。
ドライバパッケージをダウンロード
GW-USNano2-?(MやG)は、RealtekのRTL8192CUという無線LANチップを使っているようなので、これに対応したドライバをダウンロード。Realtekのダウンロードページを開き、以下のようにリンクをたどる
- Communications Network ICs
- Wireless LAN ICs
- WLAN NIC
- IEEE 802.11b/g/n Single-Chip
- Software
- RTL8192CUにチェックし、goボタン
- 「Linux driver for Kernel 2.6.38(and earlier)」から、RTL8192CU_linux_v3.1.2590.20110922.zipをダウンロード
ドライバのインストール
パッケージを展開し、コンパイル、インストール
$ unzip RTL8192CU\_linux\_v3.1.2590.20110922.zip
$ cd RTL8192CU\_8188CUS\_8188CE-VAU\_linux\_v3.1.2590.20110922/
$ sudo sh install.sh
※ Ubuntu Serverをインストールした直後は、makeやgccがインストールされないので、事前にsudo apt-get install make gccしておく。
インストールされたら、ドライバモジュールがロードされていることを確認
$ lsmod
Module Size Used by
nls_utf8 12557 0
isofs 40283 0
vesafb 13761 1
8192cu 508081 0 ← ロードされている
lp 17789 0
parport 46458 1 lp
usbhid 46956 0
hid 91020 1 usbhid
tg3 141750 0
無線LAN設定
WPA認証情報をファイルに書き込む。SSIDとキーは使用している無線LANアクセスポイントのものに置き換える。
$ wpa\_passphrase \[SSID\] \[キー\] > wpa\_supplicant.conf
$ sudo mv wpa\_supplicant.conf /etc/wpa\_supplicant/
$ sudo chown root:root /etc/wpa\_supplicant/wpa\_supplicant.conf
認証の設定を/etc/network/interfaceに設定を書き込む。DHCPを使用する場合の例。3行目のSSIDは上と同じく置き換えること。
auto wlan0
iface wlan0 inet dhcp
wpa-essid [SSID]
wpa-conf /etc/wpa\_supplicant/wpa\_supplicant.conf
マシンを再起動
再起動後、wlan0というインタフェースができており、ネットワークに接続できればOK。iwconfigコマンドで無線インタフェースの状態を確認できる。
lo no wireless extensions.
eth0 no wireless extensions.
wlan0 IEEE 802.11bgn ESSID:"aterm-xxxxxx-g" Nickname:"<WIFI@REALTEK>"
Mode:Managed Frequency:2.412 GHz Access Point: xx:xx:xx:xx:xx:xx
Bit Rate:150 Mb/s Sensitivity:0/0
Retry:off RTS thr:off Fragment thr:off
Power Management:off
Link Quality=47/100 Signal level=47/100 Noise level=0/100
Rx invalid nwid:0 Rx invalid crypt:0 Rx invalid frag:0
Tx excessive retries:0 Invalid misc:0 Missed beacon:0
bash 3.0以上(最近のLinuxは大抵3.0以上)を使用している場合は、「HISTTIMEFORMAT」というシェル変数に時刻のフォーマットを入れることで、historyコマンドの実行結果(ファイル)にコマンドだけではなく時刻も記録できる。以下はhistoryコマンドの実行結果の例。
100 2011-11-22 10:16:59 ls
101 2011-11-22 10:17:03 cd /var/log/
102 2011-11-22 10:17:04 ls
ホームディレクトリ以下の.bashrcや/etc/profile(全ユーザに適用したい場合)に
HISTTIMEFORMAT='%Y-%m-%d %T '
と書いておけばよい。時刻のフォーマットはdateコマンドと同じものが使えるようだ(man dateを参照)。
なお、historyコマンドでは上記のようなフォーマットが有効だが、.bash_historyファイルには、
#1321924619
ls
#1321924623
cd /var/log/
#1321924624
ls
のように、UNIX時刻が付加される形で記録される。