bash 3.0以上(最近のLinuxは大抵3.0以上)を使用している場合は、「HISTTIMEFORMAT」というシェル変数に時刻のフォーマットを入れることで、historyコマンドの実行結果(ファイル)にコマンドだけではなく時刻も記録できる。以下はhistoryコマンドの実行結果の例。
100 2011-11-22 10:16:59 ls
101 2011-11-22 10:17:03 cd /var/log/
102 2011-11-22 10:17:04 ls
ホームディレクトリ以下の.bashrcや/etc/profile(全ユーザに適用したい場合)に
HISTTIMEFORMAT='%Y-%m-%d %T '
と書いておけばよい。時刻のフォーマットはdateコマンドと同じものが使えるようだ(man dateを参照)。
なお、historyコマンドでは上記のようなフォーマットが有効だが、.bash_historyファイルには、
#1321924619
ls
#1321924623
cd /var/log/
#1321924624
ls
のように、UNIX時刻が付加される形で記録される。
<ログイン時>
Xを起動するようにしていると(ランレベル5)、ログイン画面表示時にビープ音が鳴る。
「システム(System)」→「管理(Administration)」→「ログイン画面(Login Screen)」から「アクセシビリティ(Accessibility)」タブを開き、「ログイン画面を表示した時」のチェックを外す。
ログアウトし、次にログイン画面が表示されるときには、ビープ音は鳴らないようになっているはず。
<ターミナル使用時>
ターミナルを使用している時にタブを使ったりすると、ビープ音が鳴ることがある。
/etc/inputrc に以下の行を追加する(コメントアウトされた状態で既に記述があるはず)
ログインしなおすと、設定が有効になりビープ音は鳴らなくなる。
<vi>
vi(vim)を使用していると、コマンドを間違えた時などにビープ音が鳴る。
viの設定ファイル(ホームディレクトリの.vimrcや/etc/skel/.vimrcなど)に以下の行を追加する。
記述してからviを起動すると、ビープ音は鳴らなくなる。
<全部のビープ音を鳴らないようにする>
ビープ音は、pcspkrというモジュールを経由して、マザーボード上のスピーカを動かして鳴らしている。このモジュール自体をロードしないようにしてしまえば、ビープ音は鳴らない。
/etc/modprobe.d/blacklist ファイルに以下の行を追加する。
<VMware Playerを使用している場合>
VMware Playerを使用している時には、ゲストOSでビープ音が鳴るタイミングで、VMware Playerを通じて、ホストマシンのビープ音が鳴ってしまう。これを鳴らさないようにするには、VMware側の設定でビープを無効にしてしまう。
C:\Users(ユーザ名)\AppData\Roaming\VMware\preferences.ini ファイルと、対象になる仮想マシンの設定ファイル(.vmx)に以下の行を追加する。
出典 : VMwareのKnowledge base
<Windowsでビープ音を鳴らさないようにする>
ついでにWindowsの場合も。ビープ音を鳴らすドライバを無効にしてしまう。以下、Windows 7での例。
- コントロールパネルなどから「デバイスマネージャ」を起動
- 「表示」→「非表示のデバイスの表示」
- ツリーから「プラグアンドプレイではないドライバ」→「Beep」を右クリックし、プロパティ
- 「ドライバー」タブで「停止」を選択
以上