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TCP/IPの送信用ポート範囲を変更する

Linuxで、TCP/IPの送信時に使用するポートの範囲を決めるのは、net.ipv4.ip_local_port_range というカーネルパラメータ。手元のCentOSでは以下がデフォルト値になっていた。

  
\# sysctl net.ipv4.ip\_local\_port_range
  
net.ipv4.ip\_local\_port_range = 32768 61000
  

これだと、32768 から 61000 までの 28232 個の中からランダムに選ばれたポートを使って、サーバ側にアクセスする。このポートが足りなくなった場合、/etc/sysctl.conf に設定を書き込んでOSを再起動することで、範囲を変えられる。

  
\# /etc/sysctl.conf に以下を追記
  
net.ipv4.ip\_local\_port_range = 1024 65000
  

再起動

  
\# sysctl net.ipv4.ip\_local\_port_range
  
net.ipv4.ip\_local\_port_range = 1024 65000
  

これで1024から65000までのポートを使用できるようになる。


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