日本Chefユーザ会 Meetup メモ
日本Chefユーザ会なるものがいつの間にかできていたようで、Chef社の人も招いてMeetupが開催されると聞き、参加してきた。
先日発表されたChef 12(参考日本語記事)の簡単な紹介と、Chefのテスト環境に流れを追っての概要とデモがあった。新しい情報はそれほどなかったように思ったが、テストについてのデモ後は質問が活発に出たりしてなかなか面白かったので、メモ公開。
ちなみに、Chefユーザ会のハッシュタグは #getchef_ja だそうなので、日本語のChefに関連するつぶやきはここを見ておくのがよさそう。
Chef 12の紹介 (Michael Ducyさん)
- 新しくなったchef server
- 従来1組織しか管理できなかったがmulti tenantサポート
- chef client
- chef pushというクライアント側へのプッシュ機能が付く予定
- Chef development kitがバージョンアップ
- test-kichenやfoodcriticなどを含む
- Enterprise版の機能
- HA
- replication
- 複数のchefサーバを立てて同期できる
- analytics
- 25ノードまでは有料版の機能を無料で使える
- さらに30日間はサポートも無料
- 日本でEnterprise版を使いたければ、まずクリエーションラインさんに問い合わせ
テストについて (Seth Thomasさん)
- クックブックのテストをする時は、以下のツールを使っていくことが多いよ、という話
- test-kitchen
- chef dev kitの一部
- 仮想マシンでクックブックをテスト
- foodcritic
- chef dev kitの一部
- chefのお作法に沿った文法かチェック
- rubocop
- Rubyのお作法チェック
- guard
- ファイルシステム変更確認
- これでcookbookの変更とかをチェックして、test-kichenやfoodcritic、rubocopとか走らせる
- 下の質問にもあるが、ローカル環境で動かしておいて、コミット前のテストを自動化するのに使う
- serverspec
- クックブックを実行した後に、対象のノードがどうなったかのチェックするのに使う
- chefspecは、どうなるべきかクックブックで実装できてるかをチェックするツール
質問
- クラスタがちゃんとセットアップできたかのチェックとかやりたいんだけど
- chef metalを使えばできる
- ただしまだベータです
- serverspecのspecファイルはどこに置くの
- mysqlだとクックブックのディレクトリのtest/integration以下に置いてる
- MySQLのクックブックが一番ちゃんとテストしてあって色々な点で参考になる。読むなら一番いい
- test-kitchenのサンプルとしてもMySQLがいい
- Windowsで使いにくいんだけど
- 手順とか公開してます
- serverspecは全部実行した後にやると思うけどchefspec, test-kitchenとかはどのタイミングでかける?
- chefspecはlocalで実行する
- その後test-kitchenで確認する
- guardはどう使う感じ?
- 基本はローカルで動かしておいてコミット前のチェックまで自動でやるもの
- リモートで動かして使うことももちろんできる
- cookbook内のattributeをserverspecで使いたい時はどうしたらいい?
- serverspec側を何とかいじってattributeの書いてあるファイルを見るとかする他ない
- test-kitchenするのにいいのありますか?(EC2だとお金かかっちゃうから)
- DigitalOceanは(chef社からは)速いよ(ただし西海岸は。DigitalOceanはChefのユーザでもあるし)
- 速いところを探して使うしかない
- test-kitchen -parallelを使えば並列実行できて速い
- kitchen.yamlでnodeの情報にアクセスしたい
- chef-zeroを使えばいい
- chef-soloは将来的にdeprecatedになる予定
- 日本でのchefコミュニティを活性化させるにはどうしたらよいと思うか?
- ビールが必要(笑)
- 頻繁に勉強会やmeetupやっていきたい
- (逆に参加者への質問)女性chef関係者はいないのか?w
10/25の楽天テクノロジーカンファレンスでも、Michealさんが話をするそうで、参加者へのアンケート(?)の結果、Dockerと関連してChefを使う話を予定しているとのこと。
この後、Chef社とクリエーションライン社のおごりで、楽しくビールを飲みながらChefの話をしてお開き。
発表いただいたChef社の方、会場の準備などしていただいたクリエーションラインの方々、ありがとうございました。ビールごちそうさまでした。