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英語をしゃべる機会を探して勉強会に行った話

いわゆる外資系企業に転職して半年、英語力の不足をひしひしと感じるのでさらにレベルアップすべく色々と試行錯誤中。お金をかけずに英会話の練習する機会は、探してみれば色々あるもの。最近行った英語に関する勉強会。

1000 speakers conference in English

金曜は1000 speakers conference in Englishという、参加者全員が英語で3分のLTをするというイベントに参加、マイペースで続けている個人的な翻訳プロジェクトYakstについて英語で話してきた。3分というのは非常に短いので、英語どころか日本語でもプレゼンしたことないという人でも、意外と話せてしまう時間。思ったよりゆるい雰囲気かつ参加者はエンジニアばかりではないというところが面白く、ネタがあるときには今後も積極的に参加してみたい。参加費無料。

Vital Japan / Vital English

土曜はVital Japanという老舗かつ大規模な英語勉強会のイベントで、シリコンバレー企業のワークスタイルについての英語セッションを聞いた。たった1000円で第一線で活躍するコンサルタントの英語のトークが聞け、さらに参加者同士で英語ディスカッションする機会もあるなんて、なんてお得な!

現職がシリコンバレー企業みたいなもの(本社はサンフランシスコ。SFもシリコンバレーに入る?)だし、How Google Worksとか読んだ身としては特に目新しいトピックはなかったけれど、逆にディスカッションの時に他の参加者の話から日本企業の闇みたいなのを感じられて、その意味では興味深かった。

最後の質問時間に参加者から出た「シリコンバレー企業のやり方が非常にいいのはわかるが、既にルールでがんじがらめの日本企業を一般社員の力で変えていくにはどうしたらいいか?」という鋭い質問に対して、「日本企業でも、経営者と現場の社員は何が問題か既に気づいていて、中間管理職の存在がシステムを変えにくい原因になっているケースが多いように感じる。経営者が言っていることをよく聞いて、彼らと協力する方法を探せば道は開けるんじゃないか」とスピーカーのロッシェルさんが回答していたのが印象的だった。

また、Netflixに勤めているという日本人が、発音は日本人的だけれど的確な言葉を選んで非常に流暢に発言していて、まさに自分が目指すのはああいうレベルだよなと再確認。勉強会みたいなイベントは、何かの知識を得るために行くのだけでなく、自分よりできる人を目の前にしてその人に感化されてもっと頑張るモチベーションをもらいに行くところでもあるなと改めて思った。

ちなみに、いきなり全部英語は無理という人は、Vital English 英語勉強会というのもあり、こちらは説明が英語に加えて日本語でもされて、資料に従って会話の練習をするというような流れになっている。こちらも参加費1000円とは思えない非常に濃い内容。

他にもオススメの英語勉強会あったら @dblmkt まで教えてください!

AWSのEBSボリュームのスナップショットを定期的に取る

小ネタだけど、久しぶりに技術的な内容の記事を書いてみる。最近はこういうのはQiitaに書くのが流行り?

EBSボリュームのスナップショット

インスタンスストレージ(インスタンスに無料で付いてくるローカルストレージ)と比べてEBSを使うことの利点の一つに、スナップショットを取れるというのがある。これはもちろんAWSのコンソールからの操作でも、awscliのようなツールを使ってもできるんだけど、いちいちこれらの操作をやるのは面倒になってくる。そうすると、

  • 自動で定期的にスナップショットを取りたい
  • 古いスナップショットは自動的に消したい
  • 複数のEBSボリュームのスナップショットをまとめて取りたい
  • 全ボリュームのスナップショットを取る必要はなく、一部だけ取っておきたい

みたいな話が出てくる。

そういう時にはもちろんawscliや各言語のSDKを使って自分でこれを実装してもいいのだが、AWS Missing Toolsと言う、AWSに関するちょっと痒いところに手が届くツール集があって、これに含まれるEBSスナップショット取得用のスクリプト ec2-automate-backup.sh を使うと便利。

ec2-automate-backup.shの使い方

拡張子でわかる通り単なるシェルスクリプトで、中ではawscliを駆使して処理を行っている。なので、前提としてawscliがインストールされていて、credentialの設定が終わっている必要がある。awscliのインストール方法については割愛。

awscliの用意が済んだら、リポジトリをクローンしてきてコマンドを叩けばよい。

  
git clone https://github.com/colinbjohnson/aws-missing-tools.git
  
cd aws-missing-tools/ec2-automate-backup
  

コマンドのオプションはREADMEに書いてあるが、イマイチわかりにくい。最低限以下がわかればとりあえずのバックアップは取れる。

  • -s [volumeid|tag] : バックアップ対象のボリュームをボリュームID指定するか、特定のタグが付いているもので指定するかを選択する。tagを選んでおくと、例えば「Backup=true」と付いているボリュームを一括でバックアップする、ということが可能。
  • -v ボリュームID : -s volumeidを指定した場合にボリュームIDを指定する。
  • -t 'タグ名,Values=値' : -s tagを指定した場合にタグ名を指定する。上の例のように「Backup=true」のタグが付いているボリュームをバックアップする場合、-t 'Backup,Values=true'と指定する。ここちょっとわかりにくい。なお、タグはEC2インスタンスではなくEBSボリュームに付ける
  • -r リージョン : リージョン指定。ap-northeast-1とか。
  • -n : タグ指定でスナップショットを取った時、スナップショットのNameタグに、元のボリュームIDを入れる
  • -k 日数 : 指定した日数以上経過したスナップショットは削除可能タグが付けられる
  • -p : -kで指定した日数以上経過したスナップショットを実際に削除する

具体的には、以下のようにコマンドを実行する。これは「Backup=trueタグが付いたボリュームのスナップショットを作成し、7日以上経過したスナップショットを削除する」例。

  
bash ec2-automate-backup.sh -s tag -t 'Backup,Values=true' -r ap-northeast-1 -n -k 7 -p
  

実際の挙動的には、-k 7オプションがあるので7日経つとスナップショットにPurgeAllow=trueタグが付けられ、次の実行で-pオプションが効いてPurgeAllow=trueがついているスナップショットが消される、という流れになる。

これをcrontabに書いておくなりJenkinsで定期実行するなりしておけば、うっかりファイルを消してしまったとか、データベースがぶっ壊れたみたいな時にもサクッと戻せて幸せになれる。

Twitterボットを作るのがひそかな趣味

 

プログラミングの勉強にと思ってTwitterボットを作ってみたら、ことあるごとに「あっ、これもボットになってたら便利そう」と思うようになってしまって、さらにいくつか作るという流れ。それなりに便利なのができると、ほっといてもフォロワーが増えていくのが楽しくなってしまう。今まで作ったボットのまとめ。

深田久弥bot  @fukadakyuya_bot

TLでフォロワーのみなさまと盛り上がったのがきっかけで、初めて作ったTwitterボット。ボットをフォローしているユーザが深田久弥の著書「日本百名山 (新潮文庫)」に含まれる山名を含んだつぶやきをすると、同書の中からその山の特徴などを表した部分をリプライする。また、1日1回7:00にはランダムに抜粋をつぶやく。

最初はPHPで書いたのだがいつの間にかうまく動かなくなったりして、Rubyで書き換えた。ソースコードはGithubに上げてある。作った頃はRubyのエコシステムが良く分かってなくて、bundler使わずにやってたりして、自分でもどうやって動いてるのか理解してなかったなあw リプライする山名にどういう傾向があるのか気になったので、山名ごとにリプライ数を集計する仕組みも作ってみた。基本的に富士山がダントツに多いのだが、例えば最近だと吾妻山や蔵王山(火山活動活発化)、立山(アルペンルート開通)といったように、急にリプライ数が増えた山があると、大体そこでは何かあったということが分かって面白い。

山の天気 @yamatenki

毎朝7:30前後に、その週末に天気がいい(登山日和になりそうな)山を地域ごとにツイートする。 土曜と日曜それぞれ分けて判断するようになっている。祝日などの連休にも対応させたいが、めんどくさそうなので先送りしてしまっている。

山名を含んだメンションを送ると、少し詳しい天気予報をリプライしてくれる。

こちらも最初はPHPで作ったが今はRuby製。天気が一覧で見れるページも定期的に生成している。 深田久弥botと違ってうざくない作りなのもあってか、フォロワーが4600以上(2015年5月)もいて、自分の作ったボットの中では一番多い。

hatebu english @hatebu_e

はてなブックマークが一定数以上付いた日本語以外の(正確には、タイトルと本文に全角文字を含まない)記事をツイートする。Yakstという主に英語のブログ記事などを翻訳して公開するサイトを解説しているのだが、そのネタ探しの足しになるかと思って作った。

誰得なのかよく分からないボットなので、フォロワーは少ないw

AWS障害情報(全リージョン) @awsstatusjp_all

AWS障害情報(東京リージョン) @awsstatusjp

仕事でAWSを本格的に使い始めたので、手軽にAWSのステータス情報を知れる手段がないかと思ったのだが、いい感じのボットがなかったので作った。時刻を日本時間に直し、定型的な文言はなるべく日本語に翻訳するようにしている。GCPとかのボットもなければ作ってみようかな。

ちなみに、プロジェクトでHipchatやSlackなどのチャットツールを使っている場合、それぞれのTwitter連携機能を使ってこのボットのツイートを拾うようにすれば、AWSの障害情報が流れてくるようになって便利。

ボットを作ると、プログラミングの基礎もだが、Twitter APIやスクレイピングのテクニックなど、作るボットに応じて色々な技術が必要とされるので、新しい言語を覚える人とか、そもそもプログラミング初心者にはもってこいの課題になる。オススメです。