MyNA会2013年9月 メモ
先週のMySQL Cluster Casual Talksに続いて、週末にかけて行われたMySQL Connectで発表された最新情報を聞けるということで、MyNA会に参加してきた。基調講演の内容は既に報道されていたので(Publickey (1), (2), (3))ある程度分かっていたが、一番うれしかったのはMySQL Fabricのデモが見られたこと。MySQL Utilitiesの機能でシャーディングができるようになるということでどんな感じか見てみたかったので、(ラボ版で一部動かないところがまだあるということだったが)興味深かった。発表者のみなさま、会場を提供していただいたOracleのみなさまなど関係者の方々ありがとうございました。
@RKajiyamaさん MySQL Connect基調講演の概要
- いつOracleはMySQLを殺すのかと言われてきた → うわさを打ち消すために3年半の間大量のリリースをしてきた
- チーム全体も増員、特に品質管理チーム
- DMR(Development Milestone Release)というやり方
- リリース候補版になったコンポーネントを含んだリリース
- 18から24ヶ月ごとにメジャーリリースしたい
- Webや組み込み系に強いDBとしてOracleにとっても価値がある
- 現在もLinux系の最も重要なスキル=MySQL
- 今もユーザは多数
- 5.7.2 DMRの発表
- Release noteが超長かった=たくさんの更新が含まれている
- InnoDBパフォーマンス向上
- explain for connectionで別セッションのexplain
- Optimzerの結果をWorkbenchでさらに詳しく
- performance schema改善
- メモリの使用状況
- storedの詳細
- tmpテーブルがInnoに
- 同じDB内でのマルチスレッドレプリケーション
- 5.7の以後のバージョンでの予定
- マルチソースレプリケーション
- MySQL Utilities 1.3
- レプリケーションのフェイルオーバをデーモンで
- MySQL Utilities 1.4から
- Fabric
- アプリから意識せずにシャーディングできる
- Connectorが接続を受けて振り分ける
- レンジかハッシュ、リシャーディング
- Fabric
いちいさん@Gree, いけださん@SCSK MySQL Connectの感想
- Oracle OpenWorld、JavaOneと一緒にやってる
- SFのホテルいくつも貸し切り、道路も閉鎖して休憩スペースに
- FacebookのMySQLの話
- まつのぶさん MySQL 5.6@Facebook
- 5.1にパッチ当てたのを使っている
- 圧縮、クラッシュセーフスレーブ、フラッシングの高速化など
- シャドウサーバ
- 5.5を飛ばして5.6へ
- 低リスクのところから徐々に移行
- 5.1にパッチ当てたのを使っている
- GoogleがMySQLをやめてMariaDBに全面移行するというのは、XLDBというカンファレンスでの話を元にした記者の煽り記事で、Googleの人曰く迷惑しているそうだ
@yyamasaki1さん JSON UDFs
- MySQL json UDFs
- ラボ版の5.7に搭載された新機能
- カラムにJSONをつっこんだものをファンクションで処理できる
@RKajiyamaさん MySQL Fabric
- ラボ版のMySQL Utilitiesに搭載された新機能
- マスタにスレーブがぶら下がってる構成
- これを1つのシャード(グループ)として扱う
- アプリからConnectorを使ってアクセスする
- ConnectorはFabricに問い合わせ先を確認してからシャードにアクセス
- state storeに情報保存
- スキーマの情報などだけもってデータは持たない
- グローバルグループ
- 全体に影響のある処理に関係するメタ情報を持つ
- アクセス時にRWかROを指定すると、Fabricが自動でマスタあるいはスレーブにアクセスを振る
- lab版は罠だらけなので気をつけよう。。
- 開発者の方のブログが役に立つ
赤井さん GNU 30周年とMySQL
- GNUプロジェクトが始まって30年
- MySQLの成長はGNUの恩恵を受けた
- GNUへのリスペクトを忘れないようにしよう